番田の住宅 〜リビングを中心に近い未来に対処〜

作品情報
TEXT
番田の住宅 神奈川県相模原市
  • 企  画:ザ・ハウス

    設計担当:納谷学、高野健太、源真希

    構造設計:寺戸巽海構造計画工房 寺戸巽海

    施工会社:石和建設 美濃谷

  • 構造形式:木造在来工法 2階建て

    竣工年月:2016年3月

    PHOTO :吉田誠

  • 敷地面積:288.80㎡(87.27坪)

    延床面積:124.39㎡(37.63坪)

    1階面積:88.68㎡(26.83坪)

    2階面積:35.71㎡(10.80坪)

  • 受賞歴:第60回 神奈川建築コンクール優秀賞

    掲載誌:『良い間取り 悪い間取り』

番田の住宅 神奈川県相模原市

クライアントの実家の敷地内に息子さん夫婦の住宅を建てることになりました。

同一敷地内に2住戸は建てられないため、敷地を分筆して計画しています。

候補となった敷地は接道から実家を超えてさらに奥のため、旗竿敷地でも竿の長い敷地形状になりました。

敷地南側の隣地は空地でしたが、将来隣家が建った時のことを踏まえ、リビングを旗竿敷地の旗の中央付近に配し、その周りを諸室が囲うプランにしました。

そのままのプランではリビングに陽が入らない為、リビングの天井を高く持ち上げ周囲の部屋とのレベル差からハイサイドライトを設けました。天井の高いリビングを中心に、家族のアクティビティが交差します。

家族は必ずリビングを通って、それぞれの個室や諸室に移動します。

家族のそれぞれ距離を日常の生活の中で無意識につなぎ、確かだろう家族の姿を描くことを考えました。

戻る